月9ドラマ「いつ恋」で介護の苦しい描写に介護福祉士会から意見書

苦しい介護の実態、生々しく

有村架純主演の月9ドラマ”いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう”、通称いつ恋ですがその中での介護の現場のあまりに苦しい描写が介護界隈を騒がせているようです。

ドラマの主人公が、介護施設で超長時間勤務を強いられていたりすると介護の酷い現場があまりにも生々しく表現されていて、視聴者をミスリードしてしまうというのが介護福祉士会の意見のようです。介護福祉士会は”介護の現場に不当なイメージを植え付けてしまう”可能性を危惧しており、実際に介護福祉士会にメールでこのドラマが描写する現場が本当かどうかという問い合わせまで送られたようです。

介護業界に不当なイメージを植え付けてしまうとのことですが、介護業界は人手不足でどこもあえいでいますからその人材確保という観点でも躍起になるのは理解できます。しかしながら介護業界の実態とは長時間勤務や過酷な肉体労働以上に、被介護者からの暴言や暴力などに常に耐えながら自身を保ち、コントロールする必要があります。

介護者を数人突き落としたとして逮捕された男が最近ニュースになっていましたが、介護の業界、とりわけ現場は凄まじく過酷です。そしてそれだけ過酷な環境に今の老人、これからの老人が置かれていくということは事実なのです。長時間勤務などで”偏った情報”だったとしたら、実際の介護の現場で起きているような事件はとても口には出せないような情報ではないでしょうか。

これだけ社会問題化している老人の介護、老老介護などについての実態を隠し、上っ面だけの夢のあるイメージを植え込むこともまた”偏った”情報を流す事に繋がってしまうのではないかと危惧してしまいます。

私達一般人が、介護業界の過酷な現状を知る上でこのドラマがあえて切り込んだ介護現場の実態というのはとても貴重に思えます。表向きは淡い恋愛ドラマで入りやすいですが、その中身は社会問題を見事に描いています。そこに否定的な感情、哀れみの感情、様々なものがわき起こることでしょうが、そうして社会に介護現場の今を伝える意義があると思います。

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